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 GM : 昨日と同じ今日、今日と同じ明日。このままの日々がずっと続くと思っていた。
だがーー、世界は知らぬうちに変貌していた。

 GM : きっかけは、ある日起きたバス転覆事故。
秘められた力は覚醒し、隠された真実が突きつけられる。
それは、ずっと続くと思われた日常がボロボロと崩れはじめた日ーー。
シナリオ名「Crumble Days」
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。このままの日々がずっと続くと思っていた。
だがーー、世界は知らぬうちに変貌していた。

 

 GM : 今回はRPだけをダブルクロスのシナリオで楽しむのが趣旨ですので、戦闘・判定等は何がしかのRPをしてもらうOR宣言してもらうだけで解決とします。

 GM : 浸食率の管理はしますので、シーン登場時の侵蝕率の上昇と、戦闘時及び、何らかのエフェクトを使用したとみなされる時は適宜侵蝕率の上昇を(適当に)してもらいます。

 GM : あと、会話の区切りとして発言の最後に*を入れるのをお願い致します。

 

シーン1:始まり(PC1) : キミは、学校から帰宅している最中だ。いつもより、帰るのは遅い時間帯だ。
そんな時に限っていつも使ってる電車はおくれているし、いろいろとタイミングが悪い。
臨時運行のバスが出ているので、それに乗ることにした。*

 

 鳥羽 空晴 : 「はぁ……。なんかついてないな。乗り物運が今日は悪い感じ」*

 

 綾瀬真花 : 「あ、鳥羽君も今帰りなんだ?」
今日はついてないが、ささやかないいことがあった。*

 

 鳥羽 空晴 : 「あ、綾瀬さん。どうも。そうだよ。そっちも?」

 鳥羽 空晴 : 幼馴染と少し似た顔をしているクラスメート。だから少し気になる存在だ。
そんな彼女を見つけてちょっと得した気分になった。*

 綾瀬真花 : 「今日はタイミング悪いみたいでさ。部活とか先生の用事とかいろいろ重なっちゃって。気がついたらちょっと遅くなっちゃった。鳥羽君もそうなの?お互い、ついてないね。」*

 鳥羽 空晴 : 「俺も、色々間が悪かった感じ。乗り物運も悪かったし。
そうだね、ついてない。」
そう言って、軽くため息をついた。平凡な日常のワンシーンだ。*

 

 綾瀬真花 : 「そうなんだ、あ…となり座っていい?ほら、混んでるみたいだし」
バス車内の混雑状況を見て言う。*

 

 鳥羽 空晴 : 「ん?じゃあ俺立ってるし。座りなよ」
流石にクラスメートの女子と隣で座る、というのは思春期特有のあれこれが何となくあって。気まずい気がした。*

 綾瀬真花 : 「そっか…あ、うん。ありがとう。」
暫くは他愛も無い話を続けていたが、暫くして意を決したように彼女はこう聞いて来た。

 綾瀬真花 : 「あ、あの、聞いていいかな?鳥羽君の好きな子がクラスの中にいるって……本当?」

 シーン1エンド : 席に座った真花と鳥羽が話していると、バスの目の前に誰かが現れ、バスを突き飛ばす。
バスは衝撃で横転し、爆発する。**

 シーン2覚醒(PC2) : キミは、現在UGNの活動の一環として矢神秀人という人物を追跡調査している。
矢神秀人は、ファルスハーツ(以下略称FH)のエージェントではないかという嫌疑がかけれらているのだ。
成績、運動共に普通、部活は帰宅部……学校のどのクラスにもいる目立たない生徒、それがここ数日の調査で確認できた彼のプロフィールだった。
今日も君はN市で矢神秀人の尾行を続けていた。しかし、いつの間にか見失ってた。

 GM : 矢神秀人を見失った直後、大御門 凪紗はバスが横転して炎上する現場に駆け付ける。バスを横転させた人影を目撃するが、矢神であるかどうかは確定できない。そして人影はすぐに退場する。

 GM : ―――――まさか、気づかれたのか?
そんな不安が過ぎった直後、派手な音を立てて一台のバスが横転した。
そんな事故が起こっているというのに、あたりは時が止まったように静まり返っている。
ワーディングエフェクトだ!
燃え盛る炎を見下ろす人影を見つけた。

 矢神秀人(多分) : 「フフフ……これで、目覚める」

燃え盛るバスの炎を見ながら、どこか嬉しそうに言います。*

 

 大御門 凪紗 : 「うわぁ…あれ死ぬんじゃね?とか思ってたら凄い怪しい人いるんですけど」

 大御門 凪紗 : イケメンでもない人物を追い続けるのは正直面倒だったし不本意だった。機嫌は最悪である。*

 矢神秀人(多分) : 「ちっ、もうきたのか」
大御門 凪紗の存在に感づいた矢神秀人は、そう言い残すとすぐにその場を立ち去ります(シーン退場・追跡はできません)*

 

 大御門 凪紗 : 「逃げ足だけ早くね?これ報告したらたそぴに怒られんのかな~。あ~~~本当最悪だし」

 大御門 凪紗 : 「つかね……救急車呼んでおく?いや組織のほう?」

 大御門 凪紗 : 思い出したようにスマホを取り出し連絡先を探し始めた。*

 シーン2エンド :

 GM : そして、燃え盛る炎の中から気絶している真花を抱えた鳥羽 空晴が登場する。ここで鳥羽 空晴ははじめてオーヴァードとして覚醒し、無意識に真花を助けたのだ。鳥羽 空晴はシーンに登場するとともに侵蝕率が上昇する。鳥羽 空晴が発言するなどなんらかの行動をしようとしたら、すぐに意識を失う。(この時点ではほぼ行動不能扱いなので、侵蝕率は上げても上げなくても可)

 シーン2エンド :
鳥羽 空晴が気を失うとUGNが駆けつける。乗客の多くが死傷しているが鳥羽 空晴だけは無傷である。
UGNは鳥羽 空晴がオーヴァードであると判断し、傘下の病院に搬入する。
大御門 凪紗には別名あるまで待機が命じられる。**

 シーン3:世界の裏側(PC3) : UGN日本支部に、キミ達は緊急の呼びだしを受けた。日本支部長・霧谷雄吾直々にN市で確認されたFHの活動と、それに関する事故で収容されたオーヴァード、鳥羽 空晴の処遇についてのようだ。

 

 霧谷雄吾 : 「先ほど、N市でバス横転炎上事故が起こりました。大御門 凪紗が別件の調査中、その現場に居合わせておりワーディングエフェクトを確認したという報告がなされています。現場に急行したUGNの処理班が鳥羽 空晴という学生を保護しました。爆発炎上したバスの中でも無傷……つまり、我々と同じ側(オーヴァード)です。現在、UGNの病院で治療を受けています。」*

 

 黄昏 : 「ふむ、その少年の面倒を見ろという事でしょうかね?」

 霧谷雄吾 : 「その通りです。鳥羽 空晴のケアとUGNについて説明してあげてください。それからN市では、”ディアボロス”春日恭二と”シューラ・ヴァラ”という新手のエージェントが計画に関わってるようです。」*

 黄昏 : 「了解致しました。ふむ、ディアボロスですか…少々面倒ですかね。そしてその、新手のエージェントの詳細は?」

 

 霧谷雄吾 : 「シューラ・ヴァラについてですが、わかっているのはコードネームだけです。古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する英雄ラーマが使った武器で、”鋭き投槍”という意味ですよ。」*

 黄昏 : 「なるほど。まぁ、何も無いよりはマシでしょう。では、行きますか。」

 シーンエンド : 黄昏は、霧谷とともに鳥羽 空晴が保護されている病院へと向かう。**

 GM : ということで、ここからはミドルフェイズになります!登場は任意、シーンプレイヤーは必ず登場(シーン頭に指定あり)です!

 

 シーン5:日常と非日常の狭間(PC3) : ということで、ミドルフェイズシーン1は、シーンプレイヤーはOPに引き続きPC3になります。舞台はUGN系列の病院。PC1は強制的に登場です。PC2は任意です。

 

 霧谷雄吾 : 「気がつきましたか、鳥羽 空晴さん。私は霧谷雄吾といいます。これから少し、難しい話をします。混乱することもあるでしょうが、落ち着いて聞いて下さい。」*

 鳥羽 空晴 : バスでクラスメートに何か、ふざけた質問を言われた気がした。
その後、何がおこったのか。とにかく揺れた、くらいまでしか把握出来なかった。
ただ俺は気づけば病院にいた。

 鳥羽 空晴 : 病院の関係者?か誰かが俺に話しかける。
一先ず様子を見る。

 鳥羽 空晴 : 「ええと、どうも初めまして。何が起こっているのかよくわからないのですが……説明頂けるという事でしょうか」

 鳥羽 空晴 : 体を動かしてみたが、怪我をしているように感じない。病院にいるというのに。
何があったのかいまいちピンとこない。
……入院費、という現実問題が胃を締め上げ始めるが話を先ずは聞くことにした。*

 霧谷雄吾 : 「炎上するバスの中から無傷で脱出できたのは、君が発症者―オーヴァードである証です。20年前に拡散したレネゲイドウィルスによって、そのような能力を得たのです。」

 霧谷雄吾 : 「綾瀬真花さんは無事です。君が無意識のうちに覚醒し、救出しました。彼女には記憶処理を施し、一般生活に戻って貰います。」

 霧谷雄吾 : 「我々UGNは、オーヴァードの人権を保護し、一般社会での生活を支援する組織です。君がオーヴァードである秘密を守り、オーヴァードの力を乱用する集団と戦うための組織だと考えて下さい。」

 霧谷雄吾 : 「今回の事件は、オーヴァードの力を悪用するファルスハーツというテロ集団が引き起こしたもの。彼らは、その力で人類社会を混乱に陥れようとしています。」

 霧谷雄吾 : 「君はもうこちら側の世界に関わってしまった。我々に協力してくれませんか?」*

 

 大御門 凪紗 : 「いけねっ遅刻遅刻~っと、タカハルくん?もう目覚ましたんだね?おっはよー!」

 大御門 凪紗 : 場の静かな雰囲気をぶち壊すように入ってきた…が、少しだけ空気を呼んで話を止めた。

 大御門 凪紗 : 「説明中?あっごめんね~。私ミッフィーしてるよ」*

 黄昏 : 「……大御門さん、一応ここは病院ですから、もう少し静かにお願いします。」

 黄昏 : ともの言いたげな視線を向けたら察して貰えたようなので、続ける。

 黄昏 : 「わかったのなら、そのままお静かにお願いしますね?」と少しきつめの視線を送る。

 黄昏 : 「鳥羽 空晴君だったかな。突然の事で驚く事も多いとは思いますが、わからない事があれば、質問を。時間はありますから。一先ず色々な心配は不要ですよとだけ、お伝えしておきます。」

 黄昏 : 金銭面とか家族への連絡とか諸々は手配済みと暗に伝える。*

 

 鳥羽 空晴 : 俺は無言でナースコールに指をかけた。

 鳥羽 空晴 : それが普通の反応で誰が責めれるだろうか

 鳥羽 空晴 : いきなり無傷なのが俺だけ、とかだけでも混乱するのに更に意味がわらかない説明を言われてはい、そうですか。と世界の誰が納得するというのか。

 鳥羽 空晴 : 綾瀬さんが無事なのはひとまず安心するが俺の方が全く安心出来ない。
一先ず頭を見て貰うべき存在は目の前にいる。

 鳥羽 空晴 : テンション高い謎の女の子とか、胡散臭い大人の人とか、なぜ目覚めてそうそう医者でなくてこんな人たちに囲まれているんだろか。

 鳥羽 空晴 : 「全部に意味が分かりません。宗教勧誘なら他をあたってください」

 鳥羽 空晴 : これでダメなら本当にコールを押すだけだろう。*

 大御門 凪紗 : 「宗教だってー?まじうける。やっぱキリタニン急すぎるんだよ」

 大御門 凪紗 : けらけら笑いながら他人事のようにこたえる。

 大御門 凪紗 : 「思ったより冷静だよ。凄いね。でも事故ったのは本当だしー、無傷なのも本当。バス乗ったのくらいまではタカハルくんも覚えてんじゃない?」*

 鳥羽 空晴 : 「いや、全然混乱してるし……」

 鳥羽 空晴 : 他人事のように笑う彼女にこたえる。年が近そうだしテンションはともかく比較的話はしやすい雰囲気だ。

 鳥羽 空晴 : 「……バスが揺れたというかそういうのは、覚えてるけど…」

 鳥羽 空晴 : その後はあまり覚えていない。*

 黄昏 : 「ううーん。これはもう何か具体例を見せた方がいいですかね…あ、丁度いい人材が。」

 黄昏 : ニッコリと笑いながら、凪紗の方を見る。

 黄昏 : 「大御門さん、何かお手本見せてあげてくださいな。」*

 大御門 凪紗 : 「えーータダじゃないんですけどー?でも実際に見たほうがわかりやすいと思うってのは同意」

 大御門 凪紗 : 後で高めのジュースでも奢らせようと考えながら。自分のスマホについていたクマのキーホルダーを見せる。

 大御門 凪紗 : 「つまりね、タカハルくん。君は不思議な力を持ってる選ばれしものなのだーー!私もね。私のが凄いからね?試しに見ておけ」

 大御門 凪紗 : 能力を使い、クマのキーホルダーはぐにょりと形を変え……ウサギのキーホルダーになった。*

 鳥羽 空晴 : 女の子は俺にキーホルダーを見せて来た。
ふしぎなのうりょく……。ああ、まぁまだギリギリそういう中二病をわずらっていても許されるか…。

 鳥羽 空晴 : と思って黙って見ていたら、それがクマから兎に……変わった

 鳥羽 空晴 : 「……っ!?」

 鳥羽 空晴 : あれか?これはほら、背中にファスナーついていてひっくり返せば…いや、手品とか……いやいや、待て。今のはどう見たって……物理法則ねじ曲がってなかったか?

 鳥羽 空晴 : 「……手品、じゃない…?」

 鳥羽 空晴 : とてつもない器用な芸の可能性にすがった。*

 大御門 凪紗 : 驚く様子を見て得意げになっている。*

 

 黄昏 : 「……思ったより地味なのだしてきましたね。」

 黄昏 : 期待を悪い意味で裏切られて、ちょっとだけショックな黄昏氏。

 黄昏 : 「もっとこう、手品っぽくないのを期待してたんですが……もう一回お願いできます?」

 黄昏 : とダメ出し。*

 大御門 凪紗 : 「はぁ?この可愛さを見て地味って何!?」

 大御門 凪紗 : 「ここ、チェックのリボンとかついてて可愛いんですけどー!?」

 大御門 凪紗 : 「もう!しかたねーなぁ!じゃあもっと荒っぽくいけばいいんでしょ??」

 大御門 凪紗 : そういうとウサギのキーホルダーをハンドガンに変え…。空晴の顔に銃口を向けた。

 大御門 凪紗 : 「オラァ!これでどーよ!??死にたくなかったら信じろや!!」*

 鳥羽 空晴 : 「なっ……!!!!」

 鳥羽 空晴 : ハンドガンが出て来ただけで正直かなりの恐怖なのに、更に突きつけられて体が硬直した。

 鳥羽 空晴 : 「っ!人殺しかよ!!!」

 鳥羽 空晴 : 冗談じゃない、母さんや近所の人にまだ恩返ししてない内に死ねるか。
我ながら冷静だとは思ったが、とっさに掛布団を彼女と銃口に向かって投げつける。

 鳥羽 空晴 : だがどう見ても多勢に無勢だ。ナースコールは押したがその間に殺されないとは限らない。

 鳥羽 空晴 : ひとまず立ち上がって窓際に向かう。階によっては落ちても助かるかもしれないと思って*

 ナース : 「何かありましたか?……説明はいいんですが、もう少し穏当にお願いしますね?」

 ナース : 見慣れた光景なのか、やってきたナースは苦笑してそのまま立ち去って行った。*

 

 鳥羽 空晴 : 「はい!?」

 鳥羽 空晴 : ナースがきてくれた。それはいい。いいが

 鳥羽 空晴 : そのまま立ち去るとかありえないだろうが!!

 鳥羽 空晴 : 「待ってください!この人銃刀法違反です!!!」

 鳥羽 空晴 : 兎に角必死に叫んだ。まだ混乱は続いている*

 大御門 凪紗 : 「アギャーー」

 黄昏 : 「……ううーん。これでも信じて頂けないとは、難しいものですねぇ。……証拠映像でも持って来てもらいましょうか?」と霧谷さんに困った表情で問いかける。*

 大御門 凪紗 : 掛け布団を投げられたのを避けて再び向き合う

 大御門 凪紗 : 「あーあー、落ち着けって。冗談だってばもう!!」

 大御門 凪紗 : ぱぁん!と良い音を立てて鳴るハンドガン。中から旗と紙吹雪が出てきた。

 大御門 凪紗 : 「ほら、しなねーって。あと窓際いったら本当にあぶねーからベッドのほう戻んなよ」そういってむくれながら後ろに引っ込む。*

 鳥羽 空晴 : 「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 鳥羽 空晴 : 「なぜ ややこしい ことを したああああ!!!!!!!!!!!!」

 鳥羽 空晴 : 俺の全力の突っ込みが病室に響いた。俺は悪くない。悪いのはこの女だ。

 鳥羽 空晴 : 見せるだけで十分だったのに突きつけられて冷静でいれる学生は存在しない。

 鳥羽 空晴 : 半ばやけくそにベッドに戻ってどさ、っと座る。

 鳥羽 空晴 : 「……納得したくないけどよくわからない能力があるってのはわかった。
で?それの組織があるんだっけ?……頭痛くなるんだけど。なに、悪の四天王と戦えとでもいう訳?」

 鳥羽 空晴 : 半ば無理やり呑み込んで投げやりに相手の目的を訪ねた*

 黄昏 : 「そういう意味ではないよ、ゲームっぽいけど、そうじゃない。悲しいけどこれは現実なんだ。まぁ、簡単に言うと、この能力に目覚めて悪用する組織があって、そっちと戦ってるのがうち、つまりUGN。協力してくれたら有難いんだけどもどう?あ、お金もでるから。」

 黄昏 : と、かなりざっくり簡潔な説明をした。*

 大御門 凪紗 : 「ショック療法ってやつぅ?ごめんね☆」

 大御門 凪紗 : 全然療法ではないが。悪戯っぽく笑い、後は説明よろしくと言わんばかりに黄昏に視線を送った。*

 鳥羽 空晴 : 「……衝撃だけはあったよ。どーーーも」

 鳥羽 空晴 : すごい棒読みで女の子の方を軽くにらんだ

 鳥羽 空晴 : ため息をついて男の人の説明を頭に入れて必死に咀嚼する。

 鳥羽 空晴 : 「貴方たちが悪い方じゃないって証拠はないです」

 鳥羽 空晴 : ひとまず信頼はしてない、と告げておく。

 鳥羽 空晴 : 「……でも俺もそういうのに巻き込まれたんですね。」

 鳥羽 空晴 : 近所の兄さんになんて説明したものやら。ため息を深くつく。

 鳥羽 空晴 : バスから無傷で生還した事実は受け止めないといけない。

 鳥羽 空晴 : 「ひとまず、状況がわかるまでは話はききます。あと、金は貰えるなら貰いますけど低かったら逃げるんで。やりがい搾取は悪い事だと思います」

 鳥羽 空晴 : これで相手がひとまず満足してくれるだろうか。俺はため息まじりに非日常を(かなり無理やり)受け入れる羽目になったようだ。*

 黄昏 : 「賢明な判断だと思うよ。給金に関してはそんな心配はいらないから。危険手当?込だしね。」

 

霧谷雄吾 : 「ありがとう。くわしい話はいずれまた。……では、後は頼みましたよ、黄昏。」

 黄昏 : 「了解しました。では、大御門さん。調査と護衛をお願いしますね。わからない事があれば、質問をどうぞ。」

 黄昏 : 「まぁ、信じがたいかもしれませんが、彼女はUGNチルドレンです。一応プロですよ?当面は彼女についてもらいますので。」

 黄昏 : 構いませんよね?と視線で圧を掛ける。*

 

 大御門 凪紗 : 「あたし悪いやつじゃないし!まー、組織の歴史とかそういうのは他の人に聞いてよね」

 大御門 凪紗 : 場を去る霧谷に「まったねー」と手を振り見送る

 大御門 凪紗 : 「つかあたしが護衛とかしなくちゃいけないの?まじで?まー、この前のあいつよりはまだ面白そうだけどさー。うぇぇ」

 大御門 凪紗 : 「命令なら仕方ないけど~…。(空晴の方を見て)そう、あたしプロだかんね!名前、大御門 凪紗。なぎちゃん先輩って呼んでくれよな!むさいおっさんよりは可愛い方がいいだろ!」*

 鳥羽 空晴 : 「チェンジで」

 鳥羽 空晴 : 大人の人の圧をものともせず言い切った。

 鳥羽 空晴 : 給料が出るのはいい。教育ががりがつくのもいい。

 鳥羽 空晴 : 護衛もまぁ何があるかわらかないからありがたい。だが印象が悪過ぎた。

 鳥羽 空晴 : まぁ、ダメだと再度言われれば飲み込むしかないのだろうが。態度が悪い?お互い様と言う言葉があるだろう?*

 大御門 凪紗 : 「ぁぁあん??チェンジってなんだよ!!」

 大御門 凪紗 : 「たそぴ!あたしもチェンジ返ししたい!!こいつ生意気すぎんだけど!!」*

 黄昏 : 「申し訳ございません。その、丁度いい年齢は彼女しか所属員が居なくて…。私が高校生というのは無理がありますし。」

 黄昏 : そういう事なので、どうにか我慢願えませんでしょうか?と付け足した。*

 鳥羽 空晴 : 「……はぁ。わかったよ」

 鳥羽 空晴 : おおきなため息まじりに観念した。

 鳥羽 空晴 : 「……だそうですよ【大御門】さん」

 鳥羽 空晴 : 名前で呼ぶ気はない、としっかり線を引いた。*

 大御門 凪紗 : 「ちょ、何?その仕方ないですね、そうですねすいませんみたいなやり取り……」

 大御門 凪紗 : 「う~~~腹立つけどしっっかたねぇなぁ……。いつか【なぎさ先輩】って呼ばせてやるかんな?タカハル」*

 鳥羽 空晴 : しっっっかたないのはこっちなんだけれど。と言わないだけの理性はあった。

 鳥羽 空晴 : 「だって他にどうしようもないからお互い仕方ないじゃないですか」

 鳥羽 空晴 : あくまで冷静に返してやった。

 鳥羽 空晴 : 「まぁいつかそんな日が来るといいですね。大御門さん」

 鳥羽 空晴 : わざとらしく苗字を強調してやった。名前で呼ばれることにわざわざ抵抗はしなかった。めんどうだったから。*

 大御門 凪紗 : 「…………グギィ」何かとても言いたい事はあったが、なんとか堪えた。

 大御門 凪紗 : 「んま~~、そう!ですねぇ!頑張りますことよホホホホホ!!……後で奢り弾んでよねたそぴ?」

 大御門 凪紗 : ぎっと睨むように視線を送っておく。*

 黄昏 : 「それはいたしかねますね。お仕事ですよ、大御門さん?」

 黄昏 : わりと塩対応だった。*

 鳥羽 空晴 : 奢り却下発言に、ふいた*

 大御門 凪紗 : 「冷静に返すなっつーの!」*

 黄昏 : 「他に何も無いようでしたら、退院手続き等は終わってますので、今日は帰って貰って構いません。明日からは大御門さんが付きますので、困った事が有れば、彼女か私まで連絡を頼みます。」

 黄昏 : 事務的に伝えた。*

 結末 : 鳥羽 空晴は何事もなかったかのように退院する。バスの事故も、たいして報道されない。**

 

 

シーン6:転校生(PC2) : 大御門 凪紗は、鳥羽 空晴のクラスに転校生として迎えられていた。チルドレンの潜入任務は、よくあることだ。覚醒したばかりの鳥羽 空晴の護衛と監視、そして矢神秀人の調査の続行が目的である。
そして休み時間、矢神秀人と鳥羽 空晴、そしてひとりの少女が会話をしていた―――。*

 

 綾瀬真花 : 「ねぇ、鳥羽君。あの、この間の事故のことなんだけど……。」

 綾瀬真花 : 「…………ごめん、やっぱり今はいいや。」
気になるけども、勇気が出ないのか、口を噤む。*

 鳥羽 空晴 : 「……あ、そ」

 鳥羽 空晴 : 流石に事情を話してもなぁ。と思い何でもない、と言う言葉にのった。ペラペラしゃべったらいけないとは言われなかったが宗教や正気を疑われるのはごめんだ

 鳥羽 空晴 : しかし……即うちのクラスにあの子が来るとは……。組織力の強さが垣間見える。うかつに逆らわず適度に稼ぐ方がいいのか。そんなことを考えた。

 鳥羽 空晴 : クラスでなれなれしくしてこなきゃいいけど。そんな儚い願望を抱えるくらいいいじゃないか。*

 大御門 凪紗 : 急遽押し付けられた護衛任務に、また面白くもない矢神の調査。仕事押し付け過ぎじゃね?

 大御門 凪紗 : かなり不満はあったが仕方ない、仕方ないと言い聞かせてクラス入り。まぁ転校生シチュエーションを楽しむのも悪くない。

 大御門 凪紗 : さて、前に見えるはイケメンじゃない矢神に空晴、一緒に事件に巻き込まれた綾瀬とメインキャストが勢揃い。乱入する他はあるまい…?

 大御門 凪紗 : 「やっほー☆タカハル!えっと、それに真花ちゃんだっけ?よろしくねー何話してんのー?」

 大御門 凪紗 : 実は少し聞こえてはいたが、知らぬふりをして突撃してみる。矢神?いるけど無視。*

 鳥羽 空晴 : 俺は内心で動揺していた。大御門にも初対面の振りをするという配慮があったことに(失礼)

 鳥羽 空晴 : それを出来るだけ表に出さないようする。あまりとげとげしくしたらこっちの方が不審者じゃないか。

 鳥羽 空晴 : 「いや。大した話じゃないよ。……大御門さんだっけ。ドウゾヨロシク」

 鳥羽 空晴 : 知人じゃない振りをし続けるのも大変だから挨拶だけは済ませておいた。

 鳥羽 空晴 : バスの話をどこまで一般人にしていいかわからない。そう伝えたくても俺はエスパーじゃなかった。*

 矢神秀人 : 「鳥羽君、綾瀬さんは事故に遭って怖がっているんだ。君が話しかけるべきじゃないよと思うよ?」

 矢神秀人 : 「……君、前にも会っているはずだよね?僕と鳥羽君が話しているのがそんなに気になるのかな。さっきから、こっちを見てたよね。」*

 鳥羽 空晴 : いや、俺が話しかけたわけじゃ…。と思いつつ適度に視線だけ向けてあ、そう。と軽く流した。こいつはなんとなく気に食わない。さて、大御門さんがどう出るかはしらないけれど。*

 大御門 凪紗 : 「あら~?矢神くんだったっけ?別に貴方のことなんてまっったく興味はないんだけどっ!視線の先に居たから見ちゃってた。ごめんね☆」

 大御門 凪紗 : 「あ、この前のバス事故のこと話してたんだ?びっくりだよね~。でもそんなに被害者いなかったっぽいし?良かったよね」

 大御門 凪紗 : 「それより次の授業の場所わかんないから教えて?」

 大御門 凪紗 : 確か綾瀬真花には記憶処理が行われていたはず…。下手に刺激して思い出されても困るので、その話は止めよう、と話題を変えてみた。*

 鳥羽 空晴 : 彼女の対応で大体は理解した。

 鳥羽 空晴 : 「ああ、次移動だったっけ。……準備しないとな」

 鳥羽 空晴 : 話を流すのに協力した。案内?誰かについていけばいいだけだろう?(塩対応)*

 大御門 凪紗 : 「あたし道に迷いやすくって~。案内あると嬉しいな?なっ?」*

 鳥羽 空晴 : 誰が。と言いそうになったが、何か話があるのかもしれない。と頭を切り替える。

 鳥羽 空晴 : 「……ついてくればいいんじゃない」

 鳥羽 空晴 : やっぱりやや塩なのはご愛嬌だ。だって考えてみても欲しい。転校生に初日から案内するよ(さわやか)とかしたら気があるみたいに見えるじゃないか。断じていやだ。*

 大御門 凪紗 : 「わぁ、ありがとよろしくねー♪真花ちゃん?ちゃんまなで良い?いこいこ♪えっとー…矢神くんもいこ?」*

 矢神秀人 : 「フン、誰が君なんかと…。学校ではあまり詮索しないでほしいな。平穏無事な学生生活のためにさ。」
そうイライラと吐き捨てるようにそう言うと、彼は自分の席に戻って行った。*

 大御門 凪紗 : 「……あっそ」

 大御門 凪紗 : あいつ絶対もてないな?と思いながら席に戻る矢神を見る。*

 シーンエンド : 授業が終わり放課後となる。この後は情報収集になります!*

 

情報収集 : ここから情報収集になります!
以下の4項目が調べられます。
・矢神秀人
・春日恭二、ファルスハーツの動向
・綾瀬真花
・シューラ・ヴァラ

 GM : どの情報を調べるのかシーン登場宣言して、調べますって宣言かRPして頂ければ開示ということで!(簡単仕様の為)

 

 鳥羽 空晴 : [綾瀬真花を調べます。]

 鳥羽 空晴 : あまり突っこめないとはわかっている。わかっているけれど、単に本当に無事かどうかを確認したかった。

 鳥羽 空晴 : 「綾瀬さん……ええと元気?」

 鳥羽 空晴 : 不審者全開の調査になったとは自覚している。

 鳥羽 空晴 : え?大御門さんと態度が違う?そんな当たり前の事を文句言われてもね。*

 綾瀬真花 : 「鳥羽君??えと、元気だけど、どうかしたの??」

 綾瀬真花 : わりと唐突にそんな風に言われたが、至極真っ当な返事だと思う。*

 GM : なにはともあれ、いろんな調査の結果、真花ちゃんの情報を得ました!

 鳥羽 空晴 : 「ん、ならいいんだ。……いや、単に…心配になっただけ」

 鳥羽 空晴 : そう軽く笑って呟いた*

 大御門 凪紗 : 「さ~て何を調べよっかなー。あたしこう見えても天才で通ってるからさぁ、ここでタカハルに先輩風ふかせておきたいわけ」

 大御門 凪紗 : 「『先輩…ボクまだ調査上手くいかなくって…』とか言ってくれたら手伝ってあげてもいっかなーみたいな」

 大御門 凪紗 : 「つーわけで、矢神の弱みを全力で握るぞ!!!あいつ何か気に食わんわ!!教えて!」

 大御門 凪紗 : 組織(UGN)の人に協力を求めて[矢神秀人]の調査をした。*

 GM : はい、調査は成功。情報を開示します!

 

 大御門 凪紗 : 「特別な感情を抱いているようだ……なんかやらしーー!!」

 大御門 凪紗 : この情報は後に共有するとしよう。*

 

 黄昏 : 「さて、ではまず春日恭二とFHの動向を調べるとしましょうか。」
UGNのネットワークとかにアクセスして調査します。*

 GM : ということで、春日恭二他の情報が手に入りましたー!

 GM : そして、春日恭二の情報を調べた事でイベント発生!!

 シーン7襲撃(PC1) : 鳥羽 空晴と合流したその時だった。突如時間が止まったように静まり返る。ワーディングだ!

 春日恭二 : 「鳥羽 空晴だね?私は春日恭二という。君を迎えに来たよ」
どこか神経質そうな目つきの男が現れそう言った。*

 

 鳥羽 空晴 : ……誰もかれも俺の名前を勝手に知り過ぎじゃないか?

 鳥羽 空晴 : そう思って内心でため息をついた。

 鳥羽 空晴 : 「自己紹介してくれただけましですが宗教の勧誘はお断りしておりますので」

 鳥羽 空晴 : 視線で二人に味方じゃないかどうかを確認しておく。*

 大御門 凪紗 : 「うぇぇぇ…春日じゃん。タカハル聞いた?今のが本物の宗教勧誘こと敵対してるFHの台詞だよ」

 大御門 凪紗 : 「地を這うようなキモさの春日おじさんだよ」*

 鳥羽 空晴 : 「……聞いた。本物だねぇ。というかきもいって普通に失礼なんじゃ」

 鳥羽 空晴 : まぁそう言いつつ情けをかける気はないんだけれど。怪しすぎるし*

 黄昏 : 「なかなかヒドイ言いようですが、まぁ、うん、FHのエージェントですからねぇ。」

 黄昏 : 黄昏氏も擁護する気は無い様だ。*

 春日恭二 : 「鳥羽 空晴だね?私は春日恭二という。君を迎えに来たよ、あとそこのチルドレン、キモイとか禁止!!」
どこか神経質そうな目つきの男が現れそう言った。*

 鳥羽 空晴 : 大事な事なので二度言いました……

 鳥羽 空晴 : と脳内に言葉をとどめたのはまぁ褒められたいとこだ。

 鳥羽 空晴 : 「いえ、迎えにと言われましても。知らない人についていっちゃいけないと言われて育ったので。お断りします」

 鳥羽 空晴 : さらりとそう言っておいた。*

 大御門 凪紗 : 「ええ、だってー…てか断られてやんのー!」

 大御門 凪紗 : 指をさしてけらけら笑う。*

 鳥羽 空晴 : 「人を指さすのはよくないかと」

 鳥羽 空晴 : そこは場の空気に合せずつい注意してしまった。*

 大御門 凪紗 : なんとなく咄嗟に指を引っ込めて謎の拳を握りしめるスタイルでおさまる。*

 春日恭二 : (少し苛立たし気に眉をぴくぴくさせつつ)「君は素晴らしい力に目覚めたはずだ。我々が力の使い方を教えよう。我々FHは、世界を変革し、人類を導く者たちだ。君は選ばれたんだ、その資格がある。」*

 鳥羽 空晴 : 「……まぁそうらしいですけど、ぶっちゃけまだどんなだかも知らないので。
こっちも怪しいですがそっちも怪しいので。まだ何も知らない内からほいほいねぐら変えるのも印象悪いですしやめておきます。あと資格っていう人って人を見下してるみたいで印象ちょっと悪いので次の勧誘の時は気を付けてみてくださいね」

 鳥羽 空晴 : どっちの味方だ、と言われかねないがどっちも信頼しきってないから仕方ない。でもまぁ現状こっちより、なのでその筋は通す。*

 春日恭二 : 「そうか。では、無理矢理にでも連れていくよ。」
ということで、春日恭二と戦闘になります!*

 鳥羽 空晴 : 「まだ俺ろくな研修も受けてないんだけど?ちょっと先輩たちどうにかしてくださいよ。俺喧嘩だってした事ないんですが?」

 鳥羽 空晴 : 力の使い方がよくわからない人間が何を出来るのか。*

 大御門 凪紗 : 「ふふふ……ついにあたしを先輩と認めたな!!つかさ、事故った時とか何やったとか覚えてない?まー、足止めくらいはするからさ、たそぴもフォローするし」

 大御門 凪紗 : といって、つけていたネックレスから鎖を作り出す。*

 鳥羽 空晴 : 「認めたというか実際経歴は先輩でしょうが。事故・・・・」

 鳥羽 空晴 : 思い出そうとしてなんとなく、思い出してきた。あれは本当無意識だったというのに

 鳥羽 空晴 : 「ええと、こうか?」

 鳥羽 空晴 : 背中から白い羽がはえてくる。ばさあ、と。

 鳥羽 空晴 : 「うぉう!!!!!」

 鳥羽 空晴 : 普通にびびった。

 鳥羽 空晴 : いや、これじゃあ戦闘力じゃないっての。かぎ爪の爪をなんとか構えてみたが、様にはなってない。経験者に一旦は任せた方がいい気がしてならない。*

 黄昏 : 「申し訳ありません、私は援護しか出来ないので……。お二人とも頼みます!!」

 黄昏 : そう言うと、相手に弱点や、急所の情報が脳裏に流れ込むような気がする。*

 大御門 凪紗 : 「おぉ、羽出たし!凄いじゃん!」

 大御門 凪紗 : 「して……どうやって攻撃しようね!?ま、先に動き押さえておくからゆっくりタコ殴りしようぜっ」

 大御門 凪紗 : 鎖を電磁力で浮かせ、春日の足元に纏わりつかせた。このまま引っ張れば転ばせられるだろう。*

 鳥羽 空晴 : 攻撃に出なければこっちも何もしないで済んだのに、と内心でためいきをついた。

 鳥羽 空晴 : 大御門さんの鎖があいての足に向かう。

 鳥羽 空晴 : 「ゆっくりタコなぐ……大御門さんって結構……いえ、なんでも」

 鳥羽 空晴 : その続きの言葉は言わぬが花。

 鳥羽 空晴 : 俺も真面目に戦闘をしてみなくては。いきなり実践とはなかなかブラックな企業だ。金払い良くなかったら真面目に公務員を目指さなくては(真顔)

 鳥羽 空晴 : 「こう、か?」

 鳥羽 空晴 : かぎ爪の爪をたてて、腹のあたりを狙ってみた。素人の攻撃で重傷は負わないと信じたい……。*

 春日恭二 : 「うぉ!?」
鎖に見事に足をとられて動きを封じられて、油断した隙に見事に一撃を食らう。しかしオーヴァードの再生能力で瞬時に傷は塞がっていく。

「まあいい、ここは退くぞ。」
そう言うとあっさりと退場していきます。**

 GM : ということで、戦闘終了&シーン終了ですー!

 

 黄昏 : 「さて、残る情報は…。」

 黄昏 : と言ってる辺りで手配してた情報屋がやってきて、情報貰います。(とかいうRPも可)

 GM : ということで、シューラ・ヴァラの情報を得ました!

 GM : これですべての情報が揃いましたので、イベント発生です!

 

シーン8:偽りの記憶(PC1) : 綾瀬真花から話があると、学校近くのファストフード店に呼びだされる。
彼女は不安そうな面持ちで待っていた。

 鳥羽 空晴 : 話とはなんなのだろうか。いわゆる美少女の類のクラスメートに呼ばれて心を浮きだたせるのが正しい男子高校生なのだろうが、俺はそういうものではなく。以前の事だろうか。どうやって誤魔化そうか。そればかり考えている。

 

 GM : シーン開始してますが、注意!ここでの選択でロイスがタイタスになる可能性があります!ご注意を

 鳥羽 空晴 : 「ごめん、お待たせ」

 鳥羽 空晴 : そう言って不安そうな顔を少しでも和らげれないかと軽く笑みを向けた。

 鳥羽 空晴 : (これ、あの大御門さんとか黄昏さんとかまぁ誰かが見てるのかなぁ。はぁ……)

 鳥羽 空晴 : 特にあの先輩風ばかりふかそうとする方には揶揄われそうで嫌だ。と内心でため息をついた。護衛は必要だけどさ。*

 綾瀬真花 : 「ごめんね、突然呼びだしたりして。……矢神君があなたに近づくなっていうから、学校で話せなくて。」*

 鳥羽 空晴 : 矢神君と聞いて眉をしかめる。確か大御門さんがなんかちょこまかしてたっけ?

 鳥羽 空晴 : と思った直後、携帯(支給して貰った)に連絡が。……おい。

 鳥羽 空晴 : 顔をしかめそうになったのをなんとか手で隠す。

 鳥羽 空晴 : 「ごめん、ちょっと変な連絡来ただけ。気にしないで。ええと、矢神君がか。なんでか俺嫌われてるっぽいから。ええと、それで?」

 鳥羽 空晴 : 相手の話をとりあえず聞く方に集中しようとなんとか切り替えた。*

 綾瀬真花 : 「あの事故のことだけど、本当は何が起こったの?全然覚えていないんだけど、私と鳥羽君だけ無傷って……おかしくない?あの事故、何か変じゃない?」*

 鳥羽 空晴 : やっぱりな……。まぁそうだよなぁ……。内心でため息をつく。表には出さない。

 鳥羽 空晴 : 「……俺も結構記憶飛んでるんだ。気づいたら病院だったし……。具体的に何があったかって俺も何がなんだか…。」

 鳥羽 空晴 : 嘘は言ってない。記憶だって本当に飛んでるし気づいたら病院だった。具体的に一から十まで説明出来ない。*

 綾瀬真花 : 「わたし、あれ以来変な夢を見るの。事故の瞬間、怪物みたいなのが出てくる夢……。」

 綾瀬真花 : 「ねぇ、鳥羽君。あの事故の時、本当に何か見なかった?何かあったよね?」
自分の記憶違いだと思いたいのに、現実はそうは言ってない様に思えるのか、震える声で問いかける。*

 鳥羽 空晴 : 「夢、か……」

 鳥羽 空晴 : ちょっと、そちらさん仕事雑にしてない?と内心で文句をいう。

 鳥羽 空晴 : 記憶処理とは一体。いや、完璧に出来ても怖いのか?

 鳥羽 空晴 : さて、どうしたものやら。真相を言うのは簡単だ。でも……それは彼女をこちらに引き込むことになる。

 鳥羽 空晴 : 「……多少は見たというより知っている」

 鳥羽 空晴 : 俺の結論は、嘘を言わない。それに尽きた。

 鳥羽 空晴 : 「でも、それについて具体的に話せない。ごめん。事情があるんだ」

 鳥羽 空晴 : でも、真実を全て話さない。それ以上の選択肢はみつけれなかった。*

 綾瀬真花 : 「……ごめん、変なこと聞いて。」

 GM : それまで賑わっていた店内が、水を打ったように静まり返る。
ワーディングエフェクトだ。真花は気を失い、矢神秀人に抱えられていた。

 矢神秀人 : 「君には近づかないように言っておいたのにね。どうせ、本当のことなんて話せないのに。」*

 鳥羽 空晴 : ごめん、の言葉に胸が痛んだ。これでいいはずなのに。

 鳥羽 空晴 : そう思った次の時には音が、妙なぐらいに消えた。

 鳥羽 空晴 : 「矢神!?何しているんだ!」

 鳥羽 空晴 : 相手は…あの事故の元凶。そう思うと知らず、睨みつける。俺の護衛は近くにいるのか?と軽く視線で探してみる。*

 矢神秀人 : 「あの事故は、本当は綾瀬さんが目覚めるはずだったんだ。なのに、君が目覚めた。」*

 鳥羽 空晴 : 「……は?」

 鳥羽 空晴 : 何を言ってるんだ。がまず来た感想。それから、気づく。彼女も候補に見られているんだと。実際どうなのかは知らないけれど。

 鳥羽 空晴 : 「……そりゃあ済まなかったとでも言えばいいのかよ。あの事故で何人死んだと思ってるんだ」

 鳥羽 空晴 : 流石に柄は悪くならざるを得れない。*

 矢神秀人 : 「そうだ、あの事故は僕がやった。綾瀬さんを目覚めさせるために。」

 矢神秀人 : 「綾瀬さんは、僕と同じで選ばれたんだ。もう普通の人間の側にはいられない。彼女はFHに連れて行って覚醒させる。それで一緒になるんだ。」

 シーン8エンド : そう言うと矢神は、真花を連れたまま退場する。**

 シーン9:追跡 : ”シューラ・ヴァラ”矢神秀人が綾瀬真花を連れ去っていった。
ヤツは一体どこに逃げ込んだのか?

 

 大御門 凪紗 : 「タカハルーー!!無事かぁ!?」

 大御門 凪紗 : 息を切らしながら勢いよく乱入。概ねの事情は仕込み盗聴器で聞いてはいたのだが。*

 鳥羽 空晴 : 「俺は無事。でも綾瀬さんが矢神にさらわれた!ねぇ、あの人俺たちと同じなの?」

 鳥羽 空晴 : 矢神の事じゃない。綾瀬さんの事だ。でも俺は焦ってて、ちょっと言葉足らずだったかもしれない。*

 大御門 凪紗 : 「えっと矢神?たそぴからの連絡見たっしょ?あいつも能力者で既に話通じないやべーとこまでいってる。ええと、どっちの方向逃げた!?追わないと!」*

 黄昏 : 「すみません、どうも色々手が回らなくて…。」
と申し訳なさそうとは見えなさそうないつも通りの顔で言う。(後から来た)*

 鳥羽 空晴 : 「あ、そっちじゃない。ごめん。綾瀬さんの方!矢神はやばいのはわかったよ、ってあ、どうも。兎に角追いかけるんですよね?」

 鳥羽 空晴 : どうするのかは上の判断を仰ぐくらいの冷静さはあった。*

 黄昏 : 「……今の所、覚醒の可能性は大、という風に見込まれているようです。FHには。」

 黄昏 : と言葉を濁す。正確な所はこちらとしても不明なのである。*

 鳥羽 空晴 : 「そうなのですか……。ええと、たそ…さん、どうも」

 鳥羽 空晴 : たそぴ、ではないだろう、多分。うん

 鳥羽 空晴 : そういうわけで適当に呼んだ*

 大御門 凪紗 : 「ええ、やばいじゃん!?早く助けに行かないと!この辺にFH関連の施設とかあったっけ?連れ去られ候補~!」*

 黄昏 : 「……あぁ、そういえば、キチンと名乗っておりませんでしたね、失礼いたしました。私、”黄昏”と名乗っております。たそではありません。念のため。」

 黄昏 : とちょっとだけ眉をひそめて見える表情で言う。ちょっとだけ色々思ったらしい。*

 鳥羽 空晴 : 助けに行かないと、には同意だが、目の前の人に眉をしかめられた。いや、名乗られてなかったし

 鳥羽 空晴 : 「黄昏さんですね。了解しました。こっちはいいですよね。とりあえずあの二人を追わないと。あてはありませんか?」

 鳥羽 空晴 : 田曽日じゃなかったのか、と思ったのは内緒だ。*

 黄昏 : 「そうですね、少しデータを当たってみます。方向など大体わかれば、もう少し絞れますが。」

 黄昏 : 端末を操作しながら聞く。*

 鳥羽 空晴 : 「あっちの方角に向かいました」

 鳥羽 空晴 : 見えてた範囲の事を素直に話した。しかし、この人出来る大人って雰囲気だな。なぜ護衛はこっちじゃないのか…というのは内心に留めた方が平和なのはわかりきっているので言わない。言わないとも。*

 大御門 凪紗 : 「お願いたそぴ~!あたしの能力索敵向けじゃないからさ。間に合うと良いんだけど…ってか間に合わせるけど!」

 大御門 凪紗 : 焦っていたせいか、後輩の裏の考えまで想像が及ばず。通常時なら黄昏への印象との違いをそれとなく感じ取って小突いていただろう。*

 鳥羽 空晴 : (この人、こんな大人をぴ、呼びとか大物だよな)

 鳥羽 空晴 : というのは心の中だけにしておいた。喧嘩してる場合じゃないし。俺だって索敵は向いてない。間に合わせる、という言葉に、でも少しだけ、少しだけ見直した。とかそんな事も言う事はなかった。*

 黄昏 : 「分かりました。町外れの廃ビルですね…。多分ですが、大丈夫でしょう。此方の推測が正しければ、ですけどもね……。」

 黄昏 : そう言うと、そちらの方向を指し示す。
「急ぐに越したことはありません。行きましょう。」*

 大御門 凪紗 : 「推測~!?一応、他の場所は別の人達も向かってくれるんだよね?連絡連絡。急いでいこ!」*

 黄昏 : 「まぁ、ほぼ軽めのですがね。最悪連絡は回してもらえる程度には。」

 黄昏 : と答える。*

 シーン9エンド : 町外れの廃ビルがFHのアジトになっていることが判明する。PCたちがその場所へ向かえばクライマックスとなる。

 クライマックスフェイズ : いわゆる最終決戦シーンです!

 シーン10:裏切り者(ダブルクロス)PC1 : 町外れの廃ビル。そこに、真花は囚われていた。

 

 矢神秀人 : 「来たね、待っていたよ、鳥羽 空晴。」
矢神と春日恭二は、キミたちがやってくるのを待っていたようだ。

 鳥羽 空晴 : ……なぜ俺一人指名。

 鳥羽 空晴 : と内心でぞわ、としていた。

 鳥羽 空晴 : あの時俺を手招いた人もいる。ため息をつきたい気分だ。

 鳥羽 空晴 : 「綾瀬さんは無関係だろう。現状一般人なんだから。ひとまず解放してほしいんだけど」

 鳥羽 空晴 : いうだけ無駄だろうが、春日さんとやらの方に話が通じないか、と思った。*

 大御門 凪紗 : 「おい矢神!と、春日もいるのー!?まじ最悪でしょ。ちゃんまなを離せ!強引な男は嫌われるぞ!」

 大御門 凪紗 : もう手遅れだけど…と思ったけどそこは頭の中だけに留めた。*

 矢神秀人 : 「綾瀬さんに僕らのことをわかってもらうには、目の前で戦うのが一番だと思ってね。さあ、もったいぶらずに見せてやりなよ、鳥羽 空晴。君の本当の姿を。綾瀬さんは、UGNに記憶を操作されて、君の本当の姿を覚えてないっていうんだよ。」

 綾瀬真花 : 「どういうことなの?わたし、矢神君が何を言ってるか、わからないわっ。」

 矢神秀人 : 「綾瀬さん、鳥羽 空晴は君を騙している。もう人間じゃないのに、人間のふりをしているんだ。同じ力を持つ僕らをジャームなんて呼ぶくせに、自分たちは違うつもりでいる。FHではそういう連中のことをこう呼ぶんだ―――裏切り者(ダブルクロス)ってね。」
そして鳥羽をにらみつける様にしながら言い放つ。*

 鳥羽 空晴 : 「……いや、ジャームなんて言葉今知ったんだけど」

 鳥羽 空晴 : 半目でカウンターしてやった

 鳥羽 空晴 : 「……人間じゃないのは本当。でも騙したつもりはない。秘密にしていたのは……まぁ、ゴメン。離れるべきだったかもしれない」

 鳥羽 空晴 : 「違う、ってまだ…慣れてないけどそういう事だったかもね」

 鳥羽 空晴 : ため息をついた。

 鳥羽 空晴 : 「別に見せてもいいけど矢神に言われて、というのは拒否する。綾瀬さん。そこの矢神はもう正気じゃない。俺も、ここにいる全員……普通じゃない。信頼できる相手は誰かって俺もわからないんだ。」

 鳥羽 空晴 : 「でもまぁ、こっちに入院費と説明受けて庇護して貰ってる恩があるから俺はこっちにいる。」

 鳥羽 空晴 : 「……ごめんね。巻き込んで。」

 鳥羽 空晴 : 大御門さんと黄昏さんの方に目線を向ける。戦っていいのか。彼女を巻きこまない動き方をどうするのか。指示を仰ぐために。*

 大御門 凪紗 : 「はっきり言うぞ!お前たちの事ジャーム呼ばわりしてたのは……あたしだし!!」

 大御門 凪紗 : 説明不足があったことは謝罪しよう。ほんのちょっとだけね。

 大御門 凪紗 : 「矢神さぁ、大好きだから人の事さらって~って愛情歪み過ぎだし!『俺の好きぴはまなまなダヨっ☆』って素直に言え!!!!!」

 大御門 凪紗 : 「タカハルも冷静にしてないで、助けたかったら自分でも動け!!!!」*

 鳥羽 空晴 : 「いや、勝手に動いて危険を増やしたら駄目でしょうが」

 鳥羽 空晴 : そしてイイコト言ってるはずなのに発言の仕方で台無しにする人だ。本当に。

 鳥羽 空晴 : 「感情のまま突っ走って大事になるのは初心者の失敗のよくあること。でも、好きに動いていいなら、いくけど」

 鳥羽 空晴 : そわり、と纏う空気を変えた。これでも、他人を巻き込んだのには怒っている。*

 大御門 凪紗 : 「ここで負けてちゃんマナがさらわれたら、タカハル絶対後悔するんだかんね。男を見せろよー!」

 大御門 凪紗 : 実践経験はそんなに無いが、この前出来たんだからやれる!とやや無責任に考えながら。

 大御門 凪紗 : 「さって、まずは邪魔な春日の方は任せろっ」
近くにあった廃材から鎖を作り出した。*

 春日恭二 : 「シューラ・ヴァラが鳥羽 空晴と戦わせろと言って聞かないのでね。わざわざこうして準備したというわけだ。まあ、俺はこの適格者さえ確保できればそれでいい。」*

 鳥羽 空晴 : 春日さんとやらまで身勝手を言いだすから遠慮する必要はなくなった。
「わかってる。黄昏さん、サポートお願いします!」

 鳥羽 空晴 : 適当な発破かけも、まぁ今の俺にはありがたい…かもしれない。
言わないけどさ。

 鳥羽 空晴 : 躊躇はしない。鷹のような羽を出して、矢神に距離を一気につめた。

 綾瀬真花 : 「あの怪物、あなただったの……」
驚き過ぎて言葉も出ないと言った様子だ。*

 矢神秀人 : 「鳥羽 空晴、君を目の前で殺せば綾瀬さんも覚醒するかもしれない。今度こそ、今度こそだ!!」
そう言うと彼は襲い掛かってきます。
戦闘開始です!!**

 鳥羽 空晴 : 「そうだよ、俺だよ」

 鳥羽 空晴 : 怪物と言われて、傷つかなかったあたり俺ももうこっち側になってしまっているんだろうか。

 鳥羽 空晴 : 「怪物だけど、こっちにさらわせて貰うから!」

 鳥羽 空晴 : 綾瀬さん視点こっちが敵側に見えても仕方ない。ならそれはそれで仕方ない。
俺はそのまま矢神に向かって蹴りを繰り出した。躊躇なく。*

 大御門 凪紗 : 「よっし、やるじゃんタカハル?あたしも負けてられないね。いくぞ春日ぁ!!」

 大御門 凪紗 : 鎖にばちばちと電気を纏わせて春日を縛り付けようとする。*

 春日恭二 : 「な、なんだと!?ぐああー!」
あっさり巻き付かれてしびしびさせられてます*

 黄昏 : 「ふう、仕方ありませんね。援護します!」

 黄昏 : 的確に弱点をつく位置を教える。*

 鳥羽 空晴 : 援護をもらうままに、弱点を躊躇なく狙って攻撃を繰り出す。

 鳥羽 空晴 : 「悪いけど、綾瀬さんは日常に返してもらうよ」

 鳥羽 空晴 : 出来そうな気がしたからやったけれど、ビームなんてものが出るとか、この日初めて知った。

 鳥羽 空晴 : 綾瀬さんがもし、彼の腕から離れるのならすぐに回収するつもりだ。*

 大御門 凪紗 : 「……よわ!!ま、まぁ良いわ!!反省しろ~~!!悔い改めろ~~!!」

 大御門 凪紗 : 縛った春日にベチベチ平手打ちを始める。*

 春日恭二 : 「く、くそ!!どけ!!!」
なんとか拘束から逃れると、煙を引きながら飛び退り
「ま、また……俺は、こんなことでは終わらんっ!終わらんぞ!!」
と言い残して姿を消します。(退場)

 大御門 凪紗 : 「ふははー!!ざまぁみろよ……ってぇ、情報源が!!」

 大御門 凪紗 : 追おうと試みたが間に合わなかったようだ。*

 矢神秀人 : 「く、そんな攻撃通じるものか!!」
レーザーの一撃を喰らい、思わずと言った感じで真花ちゃんを手放します。
「僕が勝ったら、綾瀬さんはFHに来てもらう。僕と同じになるんだ!」
叫ぶように言うと、投擲槍を作り、攻撃を仕掛けてきます。*

 鳥羽 空晴 : 「綾瀬さん!」

 鳥羽 空晴 : 一先ず飛んですいっと回収した。ちゃんと横抱きだ。

 鳥羽 空晴 : 彼女を春日を追おうとしている大御門さんに預ける

 鳥羽 空晴 : 「お願いしたから!」

 鳥羽 空晴 : 彼女より俺の方が直接武力でぶつかるのはむいてるだろう。
槍を見て、それを俺の方に投げるよう挑発する。

 鳥羽 空晴 : 「そんなのが俺に当たると思うのかよ」

 鳥羽 空晴 : 飛ぶのにも慣れて来た。多少かすっても回避できると信じて。
その間に彼女が何か武器か拘束具を作る時間を作る。*

 矢神秀人 : 「くそ、羽虫みたいに飛び回りまくって…これならどうだ!!」
複数の槍を生成し、同時に多方向から攻撃を仕掛ける。*

 鳥羽 空晴 : 「げっ」

 鳥羽 空晴 : 流石に全部回避は厳しそうだ。いくつか食らってケガをする。
結構痛いぞ。けど普通だったら耐えれない範囲が耐えれる。これは…確かに人間じゃないか。

 鳥羽 空晴 : 「お前、いい加減にしろよ!綾瀬さんが同じに仮になったとしても秒で振られるぞ、絶対に」

 鳥羽 空晴 : さて、この挑発でどこまでこっちにだけ気をひけるか。*

 大御門 凪紗 : 「ちゃんまな、大丈夫??」
怯えてはいるが、見た感じ大きな怪我は無いようだ。

 大御門 凪紗 : 彼女をこのまま放置しておくわけにはいかない、ならば……そこらに散らばっていた鎖を銃に作り替えた。

 大御門 凪紗 : 「あぶねーのいっぱい漂わせてんじゃないの!!」

 大御門 凪紗 : 周囲の槍の攻撃を打ち消すように狙う。*

 綾瀬真花 : 「あれ、えっと…おおみかど、さん?」
もう色々わけがわからなくて、意識はもうろうとしているようだ。*

 鳥羽 空晴 : 大御門さんの攻撃は、槍に当たり矢神までの道を作る。

 鳥羽 空晴 : 「ナイス!先輩!」

 鳥羽 空晴 : 呼ばれたがっていたしこの時くらいいいだろう。サービス精神だ。

 鳥羽 空晴 : そのままその道に突っ込んで。拳を獣に変えた。

 鳥羽 空晴 : 「こっの馬鹿野郎が!!!!!!」

 鳥羽 空晴 : 強めの一撃を、弱点に向けて放つ。*

 黄昏 : 「そこだ!!」
空間を操作し、更に空晴の一撃に加速をつける*

 矢神秀人 : 「な、なん…だ、それ…ぐ、は…俺は、おれ…まけ……」
こぶしは見事に突き刺さり、絶命した。**

 GM : では全員判定に成功したので、ここからエンディングに入ります!PC3→PC1・2共通エンドです

 GM : 希望があれば、追加シーンも可。侵蝕率は上がりません。

 エンディング・シーン11:失うもの(PC3) : キミは霧谷雄吾の執務室で事後報告を行っている。FHの活動は摘発され、事態は解決した。

 

 霧谷雄吾 : 「ご苦労様でした、FHの計画は阻止されました。綾瀬真花は適格者ではありませんでした。鳥羽 空晴の周囲にいたときのレネゲイド反応を誤認した可能性が高いようです。」*

 黄昏 : 「ふむ、やはりそんなところでしたか。どう見ても普通の人にしか見えませんでしたからね…。あの時も」

 黄昏 : と監視カメラ(仕込み)から見てた現場の情景を思い出しつつ言う*

 霧谷雄吾 : 「矢神秀人が彼女に固執したのは、彼にとって大切な人だったからでしょうね。しかし、ジャーム化によって正常な関係性を構築できなくなった。日常を失うとはそういうことです。」*

 黄昏 : 「ええ、そうですね。なんとか我々も日常を失わないよう気を付けたいものです。」
痛まし気に言う。*

 霧谷雄吾 : 「ではまた、次の任務も頼みますよ。」
笑顔で続ける。*

 黄昏 : 「ええ、分かりました。それでは。」
端的に答えて退室していった。**

 シーン13:日常(PC1メイン、PC2と共同エンド) : 翌日の学校。そこには、何事も無かったように日常の光景が繰り返されていた。何気ない光景。あの日を境に、ひどく崩れやすいものへと変わった。

 

綾瀬真花 : 「おはよー、鳥羽君。凪紗ちゃんも、この学校になれた?」いつも通りの変わらない笑顔で二人に笑いかける。*

 鳥羽 空晴 : その日常の姿に、ほっとした顔をした。

 鳥羽 空晴 : 「おはよう」

 鳥羽 空晴 : それだけ返して席についた。あまり近づきすぎないように。化け物だから。

 鳥羽 空晴 : ま、大御門さんがどういう態度を相手にしても俺は関係ないけどさ。*

 大御門 凪紗 : 「おっはよー!ちゃんまなも元気そうだね。あたしが学校に慣れたっつーか、むしろ皆があたしに慣れてくれたかも」

 大御門 凪紗 : 笑顔で返してピース。
「タカハル素っ気ないじゃん。もっとこっち来たら?」*

 鳥羽 空晴 : 「宿題、やったの?俺は半分出来てない」

 鳥羽 空晴 : そう言って、普通だ。と言わんかごとくの反応を返しておいた。*

 綾瀬真花 : 「昨日は鳥羽君のおかげで助かったよ。」
ニコニコと笑顔で言う。*

 鳥羽 空晴 : おい。記憶処置はどうなっている?と視線でセンパイに問いかけた。

 鳥羽 空晴 : 「そう」

 鳥羽 空晴 : なんとかそれで返した俺は偉いと思う。*

 大御門 凪紗 : 「宿題ー?半分くらいはやってた筈、筈なんだよね…丁度違う範囲やってたらシェアしようぜっ」
ノートはかろうじて持ってきている。少し手をつけた記憶もある。本当に少しだけだった気もするが。*

 大御門 凪紗 : 真花の言葉を聞いてアレ?と首を傾げる。視線を感じるが…感じなかったフリだ。*

 綾瀬真花 : 「宿題見せてもらったよね?」一瞬考えるような素振りをみせるが、直ぐに思い出した!という感じで答える。*

 鳥羽 空晴 : しゅくだい……。そう、そう言う事になってるのか。ややこしい!

 鳥羽 空晴 : 「別に、それくらいはいい。あと見せるのはいいけどシェアは遠慮しておく。なんか適当に答えてそうな気がするし」

 鳥羽 空晴 : 大御門さんに対する塩は結局あまり、変わってない気がする俺だった。*

 大御門 凪紗 : 「えー?あたしの事そんなに信用してないの?意外と出来る女だし!でも出来てる半分は頂戴」

 大御門 凪紗 : 自分で『意外と』とつけてしまったミス。実際、頭が良いとはあまり思われない方なのだ。*

 鳥羽 空晴 : 「勉強に関して【は】出来るかどうか知らないし。はいはい、わかったよ」

 鳥羽 空晴 : そう言いながら出来てる分は見せてやることにする。なんだかんだで、非情にもなりきれないんだ。*

 大御門 凪紗 : 「さんっきゅー♪きっと良いことあるよ、タカハルっ」

 大御門 凪紗 : 御機嫌な様子で見せて貰う。もはや先輩風は消えたが目の前の宿題には逆らえない。*

 鳥羽 空晴 : 「……あっそ」

 鳥羽 空晴 : そう言って、残りの宿題に手をつける。この日常のもろさを感じながら。

綾瀬真花 : (いなくなった矢神の席を見ながら)「そういえば、矢神君転校しちゃったんだって……」*

 鳥羽 空晴 : 「そうみたいだね。急だったね」

 鳥羽 空晴 : そう淡々と答えておいた。*

 大御門 凪紗 : 「あー…矢神、いきなりだよね。そんな事聞いてなかったからさ、ちょっと驚いた」

 大御門 凪紗 : この子は無意識なんだろうけど何故こうも人の心を突いてくるのか…。

 鳥羽 空晴 : 休み時間。彼が一人で本来入ってはいけない屋上に能力をこっそり使って入り込んだのを護衛の彼女が見つけても、特に言い訳もなにもしないつもりだ。

 鳥羽 空晴 : ただ、なんか、教室にいたら、泣きそうだったから。* 

 大御門 凪紗 : 休み時間、空晴が移動する様子を見かける。
「(あいつってば都合良く能力使っちゃって…)」

 大御門 凪紗 : そういう自分も、屋上の鍵など自由に作れるのでお互い様だ。クマのキーホルダーを今度は鍵に作り替えてこっそりと覗き見るように屋上に上がる。*

 鳥羽 空晴 : 気配を感じる。まぁ、追いかけてこないとは思ってなかった。だから相手の方を見る。

 鳥羽 空晴 : 「ねぇ、聞いておきたいんだけど……俺のこと、処分することになったりしてるの?」

 鳥羽 空晴 : それは俺の中で考えた可能性だ。俺はこっちの組織を信頼しきってない。その上で力を使った。危険分子としてみなされてどうこうされるのに格好のポジション。護衛という名の見張りだと思っている彼女は俺を、どう見ているのか。しっかり向き合った。*

 大御門 凪紗 : 「こっちの事バレバレ?まぁ見つかるつもりで来たんだけどな!」
開幕から開き直り。

 大御門 凪紗 : 「処分って……はぁ?何言ってんの?そんな事するわけないじゃん。UGN本部からもそんな事は言われてませーん。タカハルは能力に食われてないから大丈夫って判断出てるんじゃない?」*

 鳥羽 空晴 : 「まぁ、なんか…わかった」

 鳥羽 空晴 : 開き直る態度がいっそ清々しい。でもその位の方が話しやすい。

 鳥羽 空晴 : 「……そっかぁ」

 鳥羽 空晴 : 処分されない。そう言われてなんとなく、肩を落とした自分がいた。

 鳥羽 空晴 : 「……今のうちに生命保険入っておこうかな」

 鳥羽 空晴 : そうしたら、俺の命がなくなって、親にお金が入って。異物がいなくなって。万々歳だ。

 鳥羽 空晴 : 「……どうして、大御門さんはそう明るくいられる?俺は…無理だよ。人を殺した。あいつを…殺した。もう母さんに顔向けできないよ。……そんなで得たお金を渡せないし使えない……。俺もまた、人間じゃない。
それを……どう受け止めていいのかわからない」

 鳥羽 空晴 : 同じ仲間にしか零せない、弱音を小さく呟いた。*

 大御門 凪紗 : 「生命保険とか、高校生の口から出る言葉じゃないっしょ…」

冷静だと思っていた空晴からの意外な言葉。無理もないだろう。

 大御門 凪紗 : 「明るい、かぁ…」
少し考えて、言葉を続ける。
「ジャーム化して戻れなくなった人がどうなるか、知らなかったっていうか教えてなかったのは本当に悪かったと思う」

 大御門 凪紗 : 「でもそれがあたし達が理不尽に巻き込まれちゃった現実なんだよね」

 大御門 凪紗 : 「矢神もさ、戦った時もいったけど、正直にちゃんまなに気持ち伝えてたらこんな事にはならなかったのかもしれないのにね…ふられたら流石に慰めるくらいはするかもしれないしっ」

 大御門 凪紗 : 「え~~とね……タカハルは止めてあげたの、もっと何か取り返しのつかなくなる事をしそうだったあいつをね!」

 大御門 凪紗 : 考えがまとまらないままフォローの言葉をいれようとする。*

 鳥羽 空晴 : 「そう? こんな状況になったら家にせめてお金位残したいって思ったんだけど」

 鳥羽 空晴 : この辺は貧乏な者の考えだ。彼女は…身なり的にそういう苦労は知らないのかもしれない。わからないけれど。

 鳥羽 空晴 : 「……説明不足は初めからだし、いい。そっちの組織に言い方悪いけどそこまでええと、信頼というかうん、多くを求めてない。でもまぁ知っていい事は教えて欲しい気はするけど。俺の立場が弱いのもわかってるから」

 鳥羽 空晴 : 色々悟ったような、諦めているような目で語る。期待がないから、怒らない。そういうことなんだろう。

 鳥羽 空晴 : 現実は現実だ。……たとえ受け止めるのが難しくても。

 鳥羽 空晴 : だから彼女の言葉に静かに頷いた。

 鳥羽 空晴 : 「……あれが諦めたかどうかはわからないけれど、正気だったら…そうだったかもね」

 鳥羽 空晴 : 続いた言葉に……視界がにじんだ。
責めるでも、なんでもなく。それはただ、気遣った言葉。
こんな生意気しか言ってないやつ相手に。

 鳥羽 空晴 : 「……そう、かな。そうだった、ら……いいなぁ……」

 鳥羽 空晴 : それは欺瞞だ。自分を誤魔化す為の詭弁だ。そう思っても思わないといけなくても。手に抱えてしまった人殺しの事実が重くて、悲しくて。
だからその言葉が嬉しくなってしまう。

 鳥羽 空晴 : 涙がこぼれた。俯いて静かに肩を揺らしながら、腕で顔を隠すのが精一杯だった。*

 大御門 凪紗 : 自分が最初に人を…否、人だったものを殺した時はどうだったか…。覚悟も何も足りていなかった。ずっと考えて眠れなかった。
空晴とは状況も生い立ちも何もかも違うけど、その辛さの少しはわかった気持ちになって良いだろうか。

 大御門 凪紗 : 「そーなの。って思っておけ。巻き込まれなければこんな思いをする事も無かった…けど、タカハルはその中でも上手くやったし」

 大御門 凪紗 : こぼれた涙を見て、顔をそらす。
「だから、生命保険だなんて、あんたまで居なくなりそうな事言うな、ばぁか」*

 鳥羽 空晴 : 「…………─────ありがとう」

 鳥羽 空晴 : なんとかひねり出したのはありきたりな一言だ。

 鳥羽 空晴 : ばかにしないでくれて、そんな風に言ってくれて。今はとても、ありがたいんだ

 鳥羽 空晴 : 「こんな日常になるなら入っておいた方がいいと思うけどね」

 鳥羽 空晴 : なんて、ひねくれた言葉が出る位には多少はましになった。

 鳥羽 空晴 : 「……正直割り切れないものが多いけれど……も少し、がんばる」

 鳥羽 空晴 : そう呟いた*

 大御門 凪紗 : 本気で生命保険を考えた方が良いのだろうか…しかし親がどう言ってくるか怖いものがある。UGNに金の力で殴り込んで奪還?無いとは言い切れない…

 大御門 凪紗 : 「ま、もうちょい元気が足りなかったらなぎちゃん先輩が少し分けてやっても良いかんね。たそぴの胸も一緒に借りとけ」*

 鳥羽 空晴 : 「……今それ言うと本当に何かされると思った方がいいけど?あと黄昏さんはかわされそうだから遠慮しておく」

 鳥羽 空晴 : なにせ割と、弱ってる。いいよと言われたら、抱きしめて泣く位はしそうだ。でもまぁ理性がギリギリ我慢させた。

 鳥羽 空晴 : 「……いや、会ったばかりの男が何かしたら事案だ……」

 鳥羽 空晴 : なんとか理性を総動員して己の頬を叩いた。

 鳥羽 空晴 : 「教室戻ろうか」

 鳥羽 空晴 : 同意があれば、そのまま戻るだろう。俺たちの【日常】に。

 鳥羽 空晴 : 本質的にはもう、戻れなくても─────*

 大御門 凪紗 : 「たそぴ意外とドライマンだからな…。でもこういう時くらいは大人の包容力と財力でテンションぶち上げてくれる……のかな?」

 大御門 凪紗 : 言ってはみたが想像はつかない。

 大御門 凪紗 : 「したら戻るかー。普通に戸開けてあげるからこっちから帰んなよね?言うまでもないけど内緒だぞ?」

 大御門 凪紗 : 人避けに閉めておいた鍵をあけ戻ろうとした時に、ふと空晴の方に振りかえる

 大御門 凪紗 : 「そういえば、タカハルって…よく一緒に居たけど、ちゃんまなの事好きなの?」*

 鳥羽 空晴 : 「財力……いや、イメージないけど」

 鳥羽 空晴 : 財力をくれるのは此方としては有難いがどうなんだ。正直複雑だし。

 鳥羽 空晴 : 帰るか、という言葉に同意するよう無理やり涙を拭いきって顔をあげた。振り替えられるのに首をかしげたら……なんか、聞いたことがあるような言葉が聞こえた。

 鳥羽 空晴 : 「違うよ。彼女は……世話になった幼馴染と似てる。だからまぁ多少は優しくしたくなる。それだけ。なお言っておくとその幼馴染ともそういう関係じゃない」

 鳥羽 空晴 : 「で?これは何のアンケート?」*

 大御門 凪紗 : 「ふぅん、そうなんだ?つか幼馴染にも女の子いるの?めちゃフラグ立て続けてそうでうける」

 大御門 凪紗 : アンケートという言葉に少し考えてからにやりと笑い
「何のって……」

 大御門 凪紗 : 「ばぁーか、教えてやんないよ」

 大御門 凪紗 : そういうと最後に鍵を閉めるように置いてとんとんと階段を下りて教室に戻っていった。*

 鳥羽 空晴 : 「フラグってそんなじゃないし」

 鳥羽 空晴 : 半目に思わずなった。

 鳥羽 空晴 : 「……はぁ、さようでございますか」

 鳥羽 空晴 : 応えて貰えなかったのにはため息で返した。女ってのはわからない。本当に。
そもそもこんな状態になって恋やら愛やら余計遠ざかった気がする。

 鳥羽 空晴 : 扉をくぐるまでは待ってくれただろうから、すれ違いざまに一瞬だけ

 鳥羽 空晴 : その後ろ姿にこつん、と体を預けた。

 鳥羽 空晴 : 「さて、勉強しないとね」

 鳥羽 空晴 : 何事もなかったようにこっちも、教室にとんとん、と似たリズムで降りていった。**

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