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​形代 幸也

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あいしてる

 だって“知らないと”愛している人の事は。
 そうだろう?

(自分がしている事がどういう意味を

 もっているかなんて、わかっちゃいない)

表面上は何一つ手を出してなんていない。      

    陰で君を見守っているだけだよ?

 うん、きっとだよ
 約束だよ。
  ずっとそばにいてね

法正彩織さん、僕に君の隣にいる権利を 下さい。

僕にとって、それが唯一だったんだ。

 それがおかしいなんて

   そっちの方が僕にはおかしい。

 怖いんだろう?
 気持ち悪いんだろう?

 僕の全てを否定するなら、全部しきれよ、嘘つき

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……嘘だよ
   君を殺すなんて
       僕には出来ない。

 そんな事聞いてどうするのさ。

……沢山ごめんね

■名前:形代幸也(かたしろゆきなり)
■年齢:20
■設定:

人当たりのいい穏やかな性格。

それは世間に己を置いておくための仮面。その実皮肉屋で斜に構えた性格。166cm。ガリガリで小食。

依存心の強い母の計略で結婚するために作られた子供だった。それに耐えきれず逃げることにした父に捨てられ、その後母には虐待を受けていた。

好いた相手を見ないといけない、という盲目な考えを母に刷り込まれていた。

法正さんとは幼いころに会っている。その時パンをくれて、ずっと一緒にいるという言葉に依存するように。それを大事にしていたけれど相手にとってそれはただの幼い言葉でしかなかった。

父に貰ったカッパのストラップをあげて、それを今でも持っている=約束を覚えていると信じていた。

見ないと、という強迫観念からストーキング行為に及んだ。

それが悪いとはついぞ理解しないままだった。

まさに視ているが見えてはいない状態だった。

彼女に突き放され、唯一の頼りの約束も壊され、脅したが殺しも殺されも出来ず逮捕されて最終的に身投げした。

罪人の報いなのか。孤独な人生として幕を閉じる事になった

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