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ルーシャ・ドールズ

「……わたしずるいわね」

「もっと自分の為に生きたっていいんじゃないの? 
理不尽だって憤ったていいのに……」
 目を覚ましましょうか。この相手は料理が美味しいなんてさらっとたらし発言するけど中身は枯れてるのよ。いい?
「……私は、傍にいて幸せにしてくれる人がいい」
 囚われの姫は、もうただ絶望しているだけの
​ 姫なんかじゃないのよ
「……私はどこにいたって、貴方のシースよ。」
 「────ただいま」

前から半年程度たって15歳になった。

相変わらず体質はそのままだし狙われる日々を送っている。その度にエドガーに助けて貰っていた。

守られたり庇護されるばかりを嫌がって料理を覚えた。まぁ普通に食べれるお味。グラタンも作れます。

二人の距離は相変わらず。でも互いに心を多少は許しあうようなったのか、ルーシャもエドガーって呼ぶのに慣れた様子。一緒にいて庇護されるばかりに悪いなって感情も持ち合わせるようなった。

相変わらずの王子様属性にやきもきしたり蝶々をぶわっと飛ばしたりと無意識の意識はしっかりあるのだが本人相手がそう思ってないのをわかっているので心に防波堤を作ってる。

​今回離れ離れになってお怒りな様子を見れて結構どぎまぎしているとか。

​とりあえずエドガーは怒らせちゃいけない、とは内心ひっそり思ったとか。

『光さす道を貴方に私は示す。貴方を守護する力を。
 そして栄光の冠を貴方に』
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